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中川 庸雄; 長谷川 明
JAERI-Research 2003-020, 46 Pages, 2003/09
JENDL-3.3に格納されているIとNdの核データを、他の評価済みデータや実験データと比較して検討した。特に、中性子捕獲断面積に対しては新しい実験データがどちらの核種にもある。理論計算に使用するパラメータをこれらの実験データを再現するように調整し、統計模型による計算を行った。また、分離共鳴パラメータを修正し、熱中性子エネルギーにおける実験データをよく再現するようにした。評価の結果をENDF-6フォーマットで編集した。
中川 庸雄
JAERI-Data/Code 97-015, 72 Pages, 1997/05
分離共鳴パラメータの実験データを収集し、整理して、パラメータの評価作業を行うのを支援する目的で、共鳴パラメータ格納検索システムREPSTOR(Resonance Parameter Storage and Retrieval System)を開発した。REPSTORを使うことにより、共鳴パラメータの実験データや評価済みデータの編集や比較、ENDFフォーマットのファイル作成などができる。REPSTORは日本原子力研究所の大型計算機用にFORTRANを用いて作成した。本報告書では、REPSTORの使用法についてまとめる。
菊池 康之; 関根 信雄*
JAERI-M 84-111, 97 Pages, 1984/06
JENDL-2のためのPuの中性子核データを新しく評価した。評価した量は、全断面積、弾性および非弾性散乱、核分裂、捕獲、(n,2n)、(n,3n)、(n,4n)反応の各断面積、分離および非分離共鳴パラーメータ、放出中性子の角度およびエネルギー分布、核分裂当りの平均放出中性子数である。核分裂断面積に対しては、主な核分裂性および親物質核種間の統一性を図るため同時評価を行なった。実験値の乏しい場合には、球形光学模型や統一模型に基く理論計算を行った。また評価方法についても検討を行った。
菊池 康之
JAERI-M 82-096, 103 Pages, 1982/08
JENDL-2のためにAmとAmの中性子核データの評価を行った。評価量は全断面積、弾性・非弾性散乱、核分裂、捕獲、(n、2n)、(n、3n)、(n、4n)反応の各断面積、分離・非分離共鳴パラメータ、二次中性子の角度およびエネルギー分布、核分裂当りの平均放出中性子数および核分裂スペクトルである。核分裂断面積は最近の実験値に基いて評価し、閾値以下のエネルギー領域においてはJENDL-1よりかなり低くなった。またAmにおいて高エネルギー領域の全断面積や捕獲断面積の実験値の入手により、計算パラメータの信頼性も向上した。
菊池 康之; 中川 庸雄; 松延 広幸*; 川合 将義*; 五十嵐 信一; 飯島 俊吾*
JAERI 1268, 142 Pages, 1981/02
本報告書は、JENDL-1 に収納された核分裂生成物28核種の中性子断面積評価の最終報告である。測定の現状と評価方法を核種毎に詳述し、他の評価値や実験値と比較した。また今回の評価に残る問題点を指摘し、将来の改善方向を示している。
大久保 牧夫; 河原崎 雄紀; 水本 元治
Proc.Int.Conf.Nucl.Cross Section for Technol., p.173 - 176, 1980/00
臭素の分離アイソトープの共鳴パラメータを、原研リニアックの飛行時間スペクトロメータで測定した。透過率は、Li-glass、捕獲率はMoxon-Rae検出器により測定した。共鳴パラメータ解析は、透過率については、面積法コード,捕獲率については、モンテカルロコードCAFITによった。Brの10keV以下の156本,またBrの15keV以下の100本の共鳴パラメータを得た。平均レベル間隔は45eV,及び70eVである。またS-波強度関数は、Br,Brそれぞれ(1.270.14)10,(0.860.14)10である。Brの共鳴レベルに中間構造が、1.2,10,11.5,14keV付近に見出された。
大久保 牧夫; 河原崎 雄紀
Journal of Nuclear Science and Technology, 16(10), p.701 - 710, 1979/10
被引用回数:2Tbにおける中性子共鳴の測定を、原研リニアック飛行時間スペクトロメータにより行った。二種類のTbの試料について、中性子透過率,捕獲率の測定を、47m測定室にあるLi-glass,及びMoxon-Rae検出器により行った。中性子束の測定は透過型Li-glass中性子束モニタを用いた。透過率データは、面積法により1.2KeVまで解析した。また捕獲率データは、モンテカルロプログラムCAFITにより、共鳴パラメータ2g,,等を得た。754~1192eVの範囲の50本の共鳴パラメータは初めて得られた。以下の結果を得た。600eV以下で平均レベル間隔D=4.40.4eV,1.2KeV以下の206本のレベルにつき、S波強度関数So=(1.550.15)10、また低い25レベルの平均輻射幅=1077meV。また50eV~30KeV範囲の平均捕獲断面積を求めた。
大久保 牧夫; 河原崎 雄紀
JAERI-M 7545, 33 Pages, 1978/02
原研リニアック中性子飛行時間測定装置により、Tb-159の共鳴について実験を行った。2種類の厚さのTb試料について、中性子透過及び捕獲の測定を、47m飛行管にあるLiガラス及びMoxon-Rae検出器を用いて行った。透過率データは面積法により、1.2KeVまで、また捕獲データは、モンテカルロ・プログラム-CAFITにより、2gn、、を得た。大きい共鳴については、スピン決定がなされた。新たに、754eV以上、1192eVまでの50本のレベルを解析して、以下の結果を得た。600eV以下で平均レベル間隔D=4.4=0.4eV、1.2KeVまでのS波強度関数So=(1.550.15)10、また低い25本のレベルについて)。平均捕獲断面積を50eVから30KeVの間で求めた。
菊池 康之
Journal of Nuclear Science and Technology, 14(7), p.467 - 481, 1977/07
被引用回数:0Puの断面積を10eVから15MeVのエネルギー区間で評価し、JENDL-1に収納した。100eV以下のエネルギーでは、ENDF/B-4の評価値やBNL-325の共鳴パラメータを便宜的に採用した。100eVと21.5keVの間では、核分裂及び捕獲断面積の実験値を再現するように、非分離共鳴パラメータを与えた。21.5keV以上では、核分裂断面積を実験値より評価した。実験値の多くはUの核分裂断面積との比で与えられているので、松延氏によるUの評価値で規格化した。捕獲断面積は、250keVまではの実験値より求めた。250keV以上の捕獲断面積と21.5keV以上の弾性散乱、非弾性散乱、(n,2n)、(n,3n)の各断面積は、理論計算に基いて評価された。計算による断面積は、非分離共鳴パラメータから求められた値と、21.5keVで滑らかに接続する。これは今回の計算の信頼性を示している。
更田 豊治郎; 大久保 牧夫; 中島 豊; Asami, Akira*
Second Conf.On Neutron Cross Section and Technology, II, p.789 - 794, 1968/05
抄録なし